ワキガってなんでなるの?原因を知りたい
1番の原因は「遺伝」です
ワキガは遺伝による影響が大きいです。
というか、ほぼ遺伝です。
このページは、あなたのこんな悩みを解決します💡
- ワキガの原因が何なのか知りたい
- 自分がワキガになる可能性があるかどうか知りたい
- 突然ワキガになった気がするから原因を知りたい
ワキガの発症原因をわかりやすく解説します!
- 父ワキガ、母ワキガから生まれたワキガの人
- 自身の体験談からわかりやすい解説をしていきます
ワキガの原因とは
ワキガになるかどうかは、生まれつき持っているアポクリン汗腺の数や性質によって決まります。
つまり、遺伝です。
実はアポクリン汗腺は、すでに赤ちゃんの時からたくさん存在しています。
しかし、赤ちゃんのうちからワキガが気になるという人はいません。これは、アポクリン汗腺が性ホルモンと深い関係があるからです。
ほとんどの場合、第二次性徴期からワキガが気になりだします。
私は幼稚園のときから耳垢が湿っていました
ワキガの遺伝について
ワキガは親や親戚にワキガの人がいる場合、自分もワキガになる可能性が高いです。
ワキガは優性遺伝であり、隔世遺伝です
遺伝には「優性遺伝」と「劣性遺伝」があります。
優性遺伝とは優れた素質が遺伝するという意味ではなく、子供に遺伝しやすい素質のことを意味しています
ワキガは優性遺伝のため、親のどちらかがその遺伝子を持っていると子供にも受け継がれます。一方劣性遺伝は両親がその遺伝子を持っていないと子供には受け継がれません。つまり、ワキガは遺伝による影響が大きいのです。
両親のどちらかがワキガの場合、50%の確率で遺伝し、両親共にワキガの場合、80%の確率で子どももワキガになるといわれています。
アポクリン汗腺の数や活性が遺伝的に決まることが多いため、家族にワキガの人がいる場合は注意が必要です。
両親がワキガではないのに自分はワキガのニオイがする人は、祖父母や親戚にワキガの人がいるのかも…
いつから発症することが多い?
ワキガの原因であるアポクリン腺は、第二次性徴で発達します。
わかりやすく言うと、わき毛が生え始める時期
年齢は10〜15歳ごろの思春期からが多いです。
男女どちらが発症しやすいの?
男女比は1:1でほぼ同じですが、やや女性に多いようです。
これは女性の場合、生理前や生理後のホルモンバランスが崩れやすいことが影響しています。
男だから女だからというよりは「家族から遺伝しているか」で考えた方がいいです
遺伝以外でいきなりワキガが発症するケースもある
ワキガになるかどうかは、生まれつき持っているアポクリン汗腺の数や性質によって決まっています。
そのため、大人になってから急にワキガになるということは、通常ではありえません。
しかし現実には「大人になってからワキガを発症した」という人も少なからずいます。
というのもワキガは、基本は遺伝が主な原因だとされていますが、環境的重要性も考慮しているため、遺伝以外の要因で発症する恐れがあるんです。
どんなケースが考えられるかまとめました。
参考:遺伝的要因と環境的要因による疾患発症予測モデルについて
食生活
ワキガの原因は、アポクリン腺からされる汗が分解されて発生するにおいが強いことが主な原因であり、食生活がワキガに影響する理由は直接的なものではありません。
しかし、食生活が乱れると、体臭の原因になる物質が作られやすくなります。
体臭の原因になる食べ物
- ブロッコリー、キャベツ、カリフラワーなどのアブラナ科の野菜(ガスを発生させる)
- ニンニクや玉ねぎ(毛穴から硫黄のようなニオイを放出する)
- カフェイン入りの飲み物や辛いもの(汗をかきやすくなる)
他にもアルコールやタバコの摂取も体臭を強くする原因になるので、気をつけましょう。
ストレス
今まで発症していなくても、もともとワキガ体質の人は仕事のストレスでワキガを発症することがあります。
ストレスを感じると交感神経が刺激され、アポクリン汗腺から分泌される汗の量が増え、たんぱく質や脂肪酸が含まれることで、雑菌によって分解されることでワキガ臭が発生します。
さらに、湿度の高い環境が続くことで雑菌が繁殖しやすくなり、ストレスによって自律神経が乱れ、汗腺の活動が不規則になることもワキガ臭が強くなる原因のひとつです。
大人になってから急にワキガになったと感じた人は、このようなストレスが原因かもしれません。
ワキガ体質が元々あったため、環境の変化がきっかけでワキガに気がつくようになったと考えられます。
社会人になるとワイシャツを着る人も多いのでは?ワイシャツは吸湿性の悪い衣服なのでワキガ臭の原因になります
出産
出産は女性にとって大きなイベントですが、ワキガに影響を与えることはほとんどありません。
ただし、妊娠中から出産後にかけて、女性の体は大きな変化を経験します。この期間中、一時的に体臭が強くなることがありますが、出産後に体調が整うとニオイも弱くなってきます。
出産前と後で環境が大きく変化するため、ストレスや食生活の変化によってワキガ臭が強くなる可能性があります。出産を控えた方は、日頃からバランスの取れた食生活やストレスケアを心がけることが大切です。
また、産後は睡眠も十分にとれないですし、育児に忙しく、自分の体調管理がおろそかになりがちです。
こういったストレスでワキガがのような強い匂いが発症することもあります。
私も出産前〜子供1歳までは体臭がキツかった。でも自分の生活リズムが戻ると体臭も落ち着いてきました。それまで我慢です
加齢
女性の場合、加齢によってワキガの症状が悪化することがあります。
更年期による女性ホルモンの低下が原因で、更年期多汗症を発症し、上半身に集中して汗が出ることがあり、雑菌のエサとなる皮脂などが多く含まれるため、ワキガ臭が発生することがあります。
一方男性は30代以降には徐々に弱くなり、ミルクのようなマイルドなニオイに変わることがあるそう。(ただし、個人差が大きいため、高齢でも強いニオイを持つ人はいます)
まとめ|ワキガの発症原因はほとんどは遺伝。ただし、ストレスで体臭がキツくなることもある
ワキガの発症原因は、ほとんどが遺伝によるものであることが分かっています。
ただし、ストレスなどの外的要因によって、体臭がキツくなることがあることも覚えておきましょう。ワキガでなければ制汗剤やデオドラント製品で改善できます。
制汗剤やデオドラント製品で改善できなければ、ワキガ体質の可能性大。
正しいワキガケアをして、すこやかに過ごす努力を施すのをおすすめします。